2019年1月4日に発売された銀魂最新巻76巻
虚(松陽先生)の心臓を持つ銀時。
高杉と共に江戸にたどり着くが、いったん別行動をすることに。
果たして、無事に再開できるのか?
続きはネタバレです。ご注意ください。
銀魂76巻:あの日常 ネタバレとあらすじ
偽杉やフンドシマスクとなり、かぶき町や万事屋の仲間たちから正体を隠す銀時。
一方の高杉は、総理大臣となったヅランプに会いに行きます。
刀を向ける高杉に、シャンデリアを落とすことで桂を護るエリザベス。
桂は、敵や高杉のことを全て調べていました。
桂が選んだ先生を救う方法は、先生を滅してでも先生が残していったもの全てを護ること。
高杉は先生のために。桂は先生が残したもののために。
違った方法で先生を救おうとする2人は対立します。
その頃、銀時の気配に気づいた神楽が、追いかけると強い光に包まれます。
衝撃から神楽を護る銀時。
神楽は再び銀時と別れ、新八、沖田と合流。
ヅランプが暗殺されたというニュースを知ります。
銀時は高杉を探し出し、一体何をしたのかと問います。
敵をおびき寄せるために、ターミナルを爆破したと説明する高杉。
銀時は、高杉に斬りかかりますが、奈落が心臓を狙って襲ってきます。
気を取られているうちに心臓を奪う高杉ですが、桂が奪います。
教団を潰すために、桂と高杉は互いを利用してテロを引き起こしていたのでした。
どんな道も選べるように、まっ白で行くと決めた銀時に最終的に心臓は託されます。
教団の兵器である九曜は、辰馬と、近藤の勇気(?)によって撃沈させることに成功。
銀時、桂、高杉はターミナルへ向かいます。
銀魂76巻:あの日常 感想と考察
銀時が偽杉やフンドシマスクとなり、正体を明かさなかったのは、1度姿を見せてしまえば虚(松陽先生)を救いに行きにくくなってしまうからだったんですね。
その一方で、ツイッターの話をする桂と高杉のやり取りが面白いです。
大人しめのツッコミをする高杉に、声を張ってくれと頼む桂。
それに対する高杉のセリフは
「ツッコミって何だ」
銀時や桂や辰馬と過ごしていたのに、ツッコミという概念は知らなかったみたいです。
改めて「ツッコミって何だ」って言われると説明に悩んでしまいそうです。
「次からはお前がボケて俺がツッコもう」
と返す桂ですが、ボケを理解しているかも気になるところです。
銀時から心臓を奪ったと思ったら、桂に奪われるシーンも好きです。
奪われた何も無い手を2コマにわたって見続けているのが、いいなと思います。
漫画ならではの、間ですね。
その後の心臓を銀時、桂、高杉で取り合うシーンも、3人らしくて好きです。
言い争いながら敵を斬り、踏んだり投げたりしながらまた敵を斬っていく。
喧嘩しながら戦うのは洛陽決戦編など、他にもあったので、攘夷戦争の頃もこうして戦っていたのかもしれません。
なんだかんだ息ぴったりなところが、流石幼馴染といったところでしょうか。
落ち着いた後の銀時の「まっ白でいく」発言には期待していいのでしょうか。
「お前らが選んだ道なら きっとどっちも間違いじゃねェさ」
どちらの考えも認めたうえで、出した答えが「まっ白でいく」なので、気になるところです。
真選組や、世界の終わりを止めてくれた銀時、万事屋のために真選組を集結させる土方、沖田のシーンがかっこいいですね。
「真選組の戦場は奴の隣にある‼」
長い年月を経て、ここまで信頼される関係になったのが良いなと思います。
近藤の話したいことが、ゴリラたちにも、辰馬にも正しい意味で伝わらないのが面白いです。ゴリラには地球に返してほしいと頼んでいるつもりが、ケンカを売ってしまい、しかも勝ってしまいます。
辰馬には助けてほしいと頼んでいるのに、九曜を撃沈させると翻訳される。
散々な目にあいながらも、真選組と再会したときにウホっと笑顔を見せてくれたのが嬉しいです。
それぞれの取り戻したい日常が戻ってくることを願いたいです。
ところで、次巻の77巻が完結巻となっているのですが、本当に終わるのでしょうか?
GIGA掲載分や、アプリでの配信されることを考えると収まらない気がします。