【お知らせ】サイト名を「漫画ウィズ」から「漫画ヴィータ」へ変更しました(3/13)

ぼくたちは勉強ができない 第102話ネタバレと感想『桐須先生のフィギュアへの想い』

2019年3月11日発売週刊少年ジャンプ2019年15号に連載中のぼくたちは勉強ができない

最新話のあらすじと感想をネタバレありで紹介します!

 

珍しく長編で桐須先生の物語が続いています。

テレビ出演したことで、桐須先生は一躍有名になりました。

フィギュアスケート界からも声が掛かっているようですが、桐須先生は戸惑っているようです。

実家との断絶、教師への憧れと悲しみ、フィギュアへの想い。

それらと、桐須先生はどのように立ち向かって行くのでしょうか。

ぼくたちは勉強ができない 前回第101話のネタバレとあらすじ

ぼくたちは勉強ができない 前回第101話のネタバレとあらすじはコチラ!!

ぼくたちは勉強ができない 第101話ネタバレと感想『桐須先生が「才能」至上に至った経緯』

ぼくたちは勉強ができない 第102話のネタバレとあらすじ

憂いを帯びた様子で、桐須先生はシャワーを浴びていました。

(怠慢… 2日も仮病で休むなんて 教師失格ね)

ドアベルの音が鳴り響き、妹の美春だと思った桐須先生はバスタオル姿のままドアを開けました。

「美春…! 悪いけれど今は何も考えたく…」

 

顔を出した桐須先生は動きを止めました。

「な」

ぽかんとした顔つきの成幸がドアの前に立っていました。

 

「す… すいません… 先生…」

赤面した成幸が、正座で桐須先生に謝罪します。

「忘却… 私の不注意なのだし… それより何の用かしら唯我君?」

「あっ はい えっとその…っ」

 

顔を上げた成幸が、勢いのままにジャージ姿の桐須先生に告げます。

「脱いでください! 今すぐに」

羅刹の顔をした桐須先生に睨みつけられて、冷や汗をかきながら言い訳を口にします。

「すみません また言葉が足りませんでした 少し遠出するので変装してもらえると…」

 

小言を言う桐須先生ですが、ふと気付いたのか顔を上げます。

「遠出って… どこへ…?」

 

着いたのはアイススケート場でした。

スケート場の広さに成幸が感動している間に、フィギュアの衣装に着替えた桐須先生が顔を出します。

「疑問…この衣装はいったい何なのかしら…!?」

露出の多い衣装を着て、桐須先生は少し恥ずかしげにしています。

 

「え えっと 実はその…」

成幸は美春に協力を要請したことを告げました。

桐須先生のためと聞いた美春は危機として衣装を用意し、リンクを貸し切ったようです。

(美春…)

 

妹に呆れながらも、成幸がどのような意図で連れ出したのかと桐須先生が聞こうとします。

スケート場に初めて来た成幸は、慣れないスケート靴で転んでいました。

「…… 本当に何しに来たの君は…?」

「あ あはは せっかくなんで先生に個人レッスンしてもらえたらなーなーんて…」

 

呆れかえる桐須先生を尻目に、何とか壁伝いに立ち上がった成幸は言葉を続けます。

「…と いうのは建前で… 教師のこと フィギュアのこと… 色々悩むのはわかります」

「でも 悩んだままで動けずにいるくらいなら」

「一度 思いっきり体動かしてから考えてもいいのかなって」

 

桐須先生を心配げに見つめた成幸ですが、次の瞬間には武元の受け売りだと照れくさそうに笑いました。

桐須先生は成幸の想いに触れ、スケート場の空気を胸いっぱいに吸い込みました。

(懐かしい… スケート場独特の 不凍液の匂い…)

懐かしさを感じた次の瞬間、桐須先生はしゃがみこんでしまいました。

 

「…駄目 駄目だわ唯我君 私には… できない」

桐須先生を見つめる成幸は、あえて明るく声を掛けました。

「やっぱフィギュアといえば音楽がないと! ピアノ曲とかどうですか?」

携帯から流れるピアノ曲を聴きながら、そうではないと桐須先生は言葉を綴りました。

 

自分から捨てたフィギュアに戻る訳にはいかない、教師としても中途半端だと自分を諌めます。

「どちらの道でも私は結局 誰の期待にも応えられなかった」

桐須先生を静かに見つめる成幸が、ゆっくりと答えを告げます。

「…… それは 違うそうですよ」

 

どういう意味かと成幸を見上げる桐須先生は、次第にこのピアノ曲に聞き覚えがあることに気付きます。

「この運指の癖… それに… 妙に生っぽいくぐもった音… まさか…」

ピアノ曲が止みました。

「…やっぱ せんせー耳いーね」

 

驚愕した表情で、桐須先生はテレビ通話の向こうの人物に声を掛けます。

「日野さん…!?」

かつて、望んだ道に歩ませてあげられなかった教え子が、桐須先生を見つめていました。

 

「久しぶりせんせー」

「…… 日野さん あなた… ピアノ…」

「音大はダメだったけどさ 今 インディーズバンドでピアノ任されてね」

「毎日楽しいよ」

 

「全部 せんせーのおかげ」

「全然 中途半端なんかじゃないよ」

「私の自慢のせんせーなんだから 胸張って やりたいことやってよ」

あの日見ることができなかった、教え子の笑顔がそこにはありました。

 

必死に自分を探してくれたのだと成幸をからかう日野に、うろたえた成幸は体制を崩しました。

「ちょ ちょっと俺のことは別 にッ!?」

転ぶ直前に、桐須先生が成幸を支えます。

 

吹っ切れた様子の桐須先生は、成幸と共に氷上を舞いました。

二人で舞いながら、桐須先生は成幸に問います。

「君は私に 教師を続けさせたい? それとも フィギュアに戻したい?」

真剣に問いかける桐須先生に、成幸はどちらでもいいと告げました。

 

「俺は先生を 幸せにしたいです」

 

復職した桐須先生は、教師を続けることにしたようです。

そして実家に、久しぶりに電話を掛けました。

 

ぼくたちは勉強ができない 第102話の感想と考察

避けていたフィギュアと向き合い、教え子の様子も見られたようで、本当に良かったです。

桐須先生の想いは間違っていなかったのだと、日野に言われることが何よりの救いでしたね。

憧れていた教師のようにスマートにはいかないながら、桐須先生も不恰好に教え子を愛しています。

その愛が伝わっていたようで、今後も教師を続けてくれるようですね。

 

成幸の熱烈なプロポーズじみた言葉ですが、本人に他意はないと分かっていてもまぶしいですね。

若いというか、まっすぐで、大切な思いをそのまま伝えてもらえるのは暖かいものです。

こんな風に教え子に思われるのは、教師冥利に尽きますね。

 

次回からはおそらく新たな展開となりそうです!

今度はどんな物語が待っているのでしょうか?

着実に冬が近づく中、彼らは残り少ない学生時代をどのように過ごしていくのでしょうか。

次回の更新も待ち遠しいですね。