2019年3月14日発売 週刊ヤングジャンプ15号に掲載中の「キングダム」
最新話のあらすじと感想をネタバレありで紹介します!
タイトルは「趙峩龍本陣」
前回は松左が致命傷を受け、倒れてしまいました。
死を悟った松左は最後にできるだけ信の近くにいることを望み、干斗に先頭の方へ連れていってくれるように頼みます。
一方、信の方は趙峩龍の堅固な陣へと切り込んでいっていました。
その様子を見た趙峩龍はどうするでしょうか!?
キングダム 前回第592話のネタバレとあらすじ
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キングダム 第593話のネタバレとあらすじ
自分たち新人の窮地を助けたばかりにと、松左のことを考えて兵たちは泣きながら歩いていきます。
松左はもう自力で立てなくなっていて、干斗らの肩に両腕をかけられて足を引きずりながらひたすら前方へと進んでいる状態。
そんな松左へ生き残った部隊の兵たちが声をかけるのでした。
「死なないでください松左さん!」
「松左さん、死なないでっ」
そして部隊は崇原歩兵長の兵団の近くまで辿りつくのでした。
こんな前方まで歩兵団が来ているということは、信の部隊は敵の最後の防陣まで行っているだろうと話す干斗。
そのとき虫の息の松左がなにか呟いているのが聞こえました。
「松左さん!?何スか?何か言いましたか!?」
と干斗が耳を近づけます。
すると松左が微かな声で「頑張れ、信、頑張れ」と呟いているのが聴こえたのでした。
すでに瞼は閉じられて余命いくばくもないように思われる松左の言葉に思わず涙をあふれさせる干斗。
「うっ……大丈夫ッスよ、松左さん。隊長は必ずっ…」
そう力強く干斗は松左に声をかけます。
そして信はというと…
怒涛の勢いで趙峩龍の本陣まであと一歩というところまで来ていました。
趙峩龍のところへも報告が向かいます。
「趙峩龍様!敵がっ…第三防陣を抜きそうです!本陣に来ます!」
「くそっ、なぜあの騎馬隊はあそこまで強い…」
と話す者たちにそれは隊長の信が危険を冒して自ら先頭を走るからだ、と側近たちが話していました。
その姿はかつての王騎のようだと答える趙峩龍。
「尭雲が”六将の気配を感じる”と言った見立ては誤りではなかったということか」
と信の力量を感じた趙峩龍は騎馬を動かしながらこう言います。
「ならばやはり趙峩龍も全力で応えようではないか。徐肖・徐林に伝令を送れ」
「飛信隊、信の首を取るぞ!」
そのころ趙峩龍の防陣をついに突破してあとは本陣へと進む信でしたが、相手の陣は左の方向へ流れていきました。
本陣を捨てて逃げていくと感じた信は左へと追っていきます。
逃げる側の趙峩龍へ信たちの部隊が振り切れないと報告する部下でしたが、趙峩龍は振り切らずともよいと余裕の表情です。
趙峩龍は続けて話し始めます。
将自ら先陣を行く烈将たちとは嫌という程戦ってきたと。
そして、その特徴として前を阻む敵には無類の強さを見せるが、そうではない敵には気の当て場を失うと言うのでした。
つまり、横撃急襲に弱いと読んでいた趙峩龍は、信の部隊へ趙峩龍軍の土雀左隊長:徐林と右隊長:徐肖を当ててきました。
「徐肖、徐林が信をとらえたぞ!よし!」
「見ろ、徐肖達だけではない足を止められたあ奴らも土雀がもの凄い勢いで包囲していくぞ!」
趙峩龍の陣は防御だけではなく最強の徐兵団を置いた攻防混在した複雑な陣でもありました。
そして更に別働隊を使って河了貂のいる信たちの本陣も狙っているというのです。
「嫌な相手で悪かったな、飛信隊」
「俺は尭雲と違い相手の刃が体に触れることなく、常に勝つ」
と言ってのける趙峩龍。
徐林、徐肖二人の攻撃に信も苦しそうです。
そんなときに瀕死の松左の「頑張れ、信」という想いが通じたのか、信は歯を食いしばります。
「刺すなら刺しやがれ!」
と大きく矛を振りますが、空いた脇を無防備と狙われてしまいます。
ドッ、っと槍先が信の横腹に刺さりますが、そのとき既に信の矛が相手の頭へ切り込んでいました!
「てめェだ!バカ!」
そう信が叫んだときには既に削がれた敵の頭が切り落ちて…
そこで、次回へつづく!となります。
キングダム 第593話の感想と考察
もしかしたら…と思ったりしましたが松左が助かることはなさそうですね。
それでも最後まで信に頑張れと遠くから声をかける松左に涙します。
そして前回、余裕がまだありそうだなと思っていた趙峩龍ですが、やはりまだ策があったようですね!
趙峩龍まであと少しというところですが、信は届くのでしょうか?
ここまでに全く姿の見えない羌瘣も気になりますし、趙峩龍が河了貂のいる本陣へ向けているという別働隊の動きも気になります!!
次号も楽しみですね!