2019年3月19日に発売の「かぐや様は告らせたい」最新巻14巻のあらすじと感想をネタバレありで紹介します!
かぐや様は告らせたい 前巻13巻のおさらい
文化祭が近づき、かぐやは早坂に告白について指摘されます。
「好きなら告白すべき、プライドを抱えて苦しみ続けるか、告ってとっとと楽になるか、ついに選ぶときがきた」
そう早坂に言われるものの白銀に告白して振られたら…と迷うかぐや。
ですが、石上がつばめ先輩に告白しようと考えているのを知り、同じ告白仲間を得たと心強く思うのでした。
一方、白銀の方はといえば、かぐやに告白させる作戦を練っていました。
白銀はかぐやに、文化祭を一緒に回ろうと誘います。
色々ありつつも楽しく過ごすかぐやは、こんな日がずっと続けばいいと思うのでした。
けれども、そう思った矢先、白銀は海外留学するという話をかぐやに聞かせるのです。
それを知ったかぐやは…!?
かぐや様は告らせたい 第14巻のネタバレとあらすじ
突然、白銀から海外留学の話を聞かされたかぐやでしたが、お祝いの言葉を白銀に贈ります。
盛大にお祝いしたい所だがまた時間を改めて…と言いながら去るかぐやに白銀は何も言えずに見送るだけしかできませんでした。
ですが!
実は内心動揺しまくりのかぐや。
早坂を見つけて、すぐに相談をしはじめます。
海外留学するとなれば、向こうにはかぐやよりも頭も家柄も良く、綺麗な女性がいるかもしれないと早坂は言います。
更に4年もいれば白銀と結婚も…という早坂の言葉に気持ちの揺れるかぐやなのでした。
そして!ついに、かぐやは決意します!!
「今日、会長に好きだって言う!告白すればいいんでしょう!」
そんなかぐやに早坂は秘策を授けます。
また、早坂はかぐやの考えた告白の台詞についても手厳しい指導を加えるのでした。
「会長…好き!」
という極めてシンプルな台詞の告白を考えたかぐやに対して、早坂はこう言います。
「そんな情報量の薄い告白じゃ、なんやかんやで失敗するのが目に見えています」
つまりかぐやが何を好きかとも言っていないので、ラブコメにありがちな白銀に勘違いされたり自爆パターンが目に見えているというのです。
「引き伸ばしに入ったラブコメじゃないんですから、一発でビシッと決めてください」
頭脳明晰なかぐやは5W1H…と呟くと全ての情報を入れた台詞を叫びます!
「今、ここで私は会長を好きなので真剣に付き合って欲しいです!」
それに対して「エモさがゼロ!」と速攻でダメ出しをする早坂。
色々とダメ出しされた挙句にかぐやは、白銀のどういうところが好きなのかを語り始めます。
好きゆえに海外留学も止めたくない…とかぐやは考えているのでした。
涙しながらそう話すかぐやに早坂は謝り、告白を絶対に成功させましょうと伝えます。
ところが、早坂の考えた計画…火矢を射るところを白銀に見てもらう作戦をまず実行しようにも肝心の白銀の姿がありません。
そしてキャンプファイアーの周りに予告状が舞い降りました。
「さぁ、勝負だ、四宮」
と怪盗のような恰好をした白銀は、何かを仕掛けようとしているのですが…!?
一方の石上は奉心伝説を知らずに、ハートをつばめ先輩に渡していました。
告白したという意識のなかった石上ですが、つばめ先輩の方は真剣に受け止めている様です。
(告白の)返事をいつまでにすればいいのかとつばめ先輩は聞きますが、花見の返事の期日と勘違いした石上は3月に入ってからで大丈夫と答えてしまうのでした。
そして舞台は、文化祭最終日のラストイベントへ……!!
双方、告白の準備をしているかぐやと白銀、まだそこまでいくには時間と距離のある石上とつばめ先輩に加えてミコまで何か波乱の予感のするまま一大イベントを迎えます!
数分後…千花とマスメディア部が予告状の謎を追って部屋を探していると、隠し部屋にある見張り台をみつけます。
そこから双眼鏡で時計台の方を覗くかれん。
時計台にいた白銀とかぐやの姿を発見すると、かれんは倒れてしまうのでした。
なぜなら彼らは…というところで白銀とかぐやのシーンは終わり、石上、つばめ先輩、ミコの方に話が移ります。
石上が奉心伝説を知らなかったせいで、もうひとつのハートがミコに渡されてしまったのでした。
文化祭編は以上で終了となり、以降は文化祭の後日談のような話で15巻につづく!となります。
かぐや様は告らせたい 第14巻の感想と考察
もうここが最終回か!?と思うくらいの盛り上がりでしたね!
ここまで来るのが本当に長かった…!!
14巻のかぐやと白銀の姿を見てかれんは卒倒してましたが、喜び涙した人も多いのではないでしょうか!?
「完」と最後につくんじゃないかとさえ思いました。
…ですが、ご安心ください!
かぐや白銀とも気持ちを伝えあうことはしたのですが、厳密に言うと口に出しては言ってないんですよね。
話中で早坂が『引き伸ばしに入ったラブコメじゃないんですから』と自虐の入った言葉を放っていて笑いましたが!!
(素直に好きと言ってしまったら、それは告白となりかぐや様が終了してしまいますからね)
ですので、まだまだ「かぐや様は告らせたい」は続きます!
「二つの告白」は前・中・後編と3話に分かれていますが、是非実際に読んでいただきたいところです!!
気持ちを伝えあうクライマックスのシーンは勿論ですが、かぐやが心の内を明らかにするところも見所のひとつですね。
人生をただ辛いものと考えていたかぐやにとって、生徒会での毎日が自分にとってどんなものだったのか、また白銀の優しさや自己嫌悪について語ります!
「かぐや様」は相手に告白させようとするゲームのような面白さもあり、毎回笑ってしまいますが、14巻は純粋に相手を想う気持ちに共感しますね。
切ない想いゆえの「相手に告らせたい」があったわけで、そこがわかってますます今後の展開が楽しみになりました!
青年漫画ではありますが、女性が共感できるポイントも多かったと思います。
例えば、好きな人ができたときに相手も同じ思いならいいけれども、そうでなかった場合は告白することで今までの関係さえ崩れてしまう…
それは避けたいし、自分も立ち直れないだろうという微妙な心の葛藤が出るわけです。
だから、相手も自分に好意があるように感じている場合はできる限り相手から告白してほしいと思ってしまいませんか?
それを頭脳明晰なかぐやが戸惑いながら長いモノローグで明らかにする部分は、この巻では必読です!!
また、白銀側の隠された気持ちも明らかとなり、どうしてかぐやに告白させたいのかがわかります。
双方の隠れた想いを理解しつつのクライマックスシーンは本当に感動しましたね。
ちなみに個人的には、かぐやが告白の練習を何パターンかするシーンがありまして、そこがとっても可愛くてオススメです!!
正統派風、ツンデレ風などいろんなかぐやの表情が見れますよ!
また14巻では文化祭の後日談が入るのですが、それはそれでドタバタしていて面白いです。
石上、つばめ先輩、ミコはどうなるのかなぁ…と予想がつきません。
つばめ先輩の言い方がどうも石上に好意があるように思われるのですが、好き!まではいかない感じなんですよね。
ミコの方が嫌っているようで実は好き!な気持ちが大きいのかなと思いつつ、石上がつばめ先輩の方を向いていますから片思いで終わってしまうのかどうかというところです。
映画化も決まって、15巻の展開も楽しみですね!!