2019年3月25日発売 週刊少年ジャンプ17号に掲載中の「約束のネバーランド」
最新話のあらすじと感想をネタバレありで紹介します!
タイトルは「決めた」
前回は、鬼を殺したくないというエマに対して、そんなに世界は甘くないと言うノーマン。
鬼を絶滅させなければ家族で笑える未来はない、とまで話すノーマンとエマは決裂したように思えましたが!?
これからエマはどうするのでしょうか、そしてレイは?
約束のネバーランド 前回第127話のネタバレとあらすじ
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約束のネバーランド 第128話のネタバレとあらすじ
「ノーマンは正しい!でもそれは全部、確率の正しさでしょ!」
敵だから絶滅…罪のない子供達まで殺戮するなんて、正しいとはどうしても思えないとエマはノーマンに言うのです。
エマは、危険でもわずかでも双方死なずに生き残る方法があるのなら、その道にかけて進もうと懸命に話します。
確率だけで選んでたら自分達だって脱獄だってしてない、ママの言う通り最期までハウスの中で死を待ってたというエマの話をノーマンは黙って聞いていました。
「あくまで”絶滅”は避けようと言うの?」
「僕の計画は?もうギーランと手は結んだ。今更撤回はできないよ」
と話すノーマンにエマは頷きます。
エマは、王と五摂家を打倒すること農園を解放するのはいいけれど、そこで王家を殺してしまわずに王家の血で人を食べなくてもいい鬼を増やしたい、と言います。
そして”七つの壁”を超えて○○と”約束”を結び直す、全食用児で人間の世界に渡ろうと自分の考えを述べるのでした。
「夢物語だね」
エマの話を冷評するノーマン。
ノーマンはまず”七つの壁”が不確定すぎるといいます、そして”七つの壁”の向こうに全ての鬼の頂点○○がいるとも。
あのJ・ラートリーも辿りつけなかった場所にエマが行けるわけがないと考えていたノーマンでしたが、エマは知っていると言います。
驚くノーマン。
”七つの壁”への行き方はこの一年半で突き止めた、必要なものも集めたし条件さえ揃えばいつでも行けるとエマは言うのでした。
ノーマンの言う通り”七つの壁”は謎だらけ、だから自分が行って確かめてくるとエマは決意を語ります。
「は?」
行って全部確かめてくるから、戻って来れたら絶滅考え直してね、と危険を承知で行こうとするエマにノーマンは焦った表情です。
そこへレイが”七つの壁”へ行くリスクを話すのでした。
現状わかっているリスクは、入口はわかっているけど出口は知らない、それからそこへ入った者は基本帰って来られないらしいとレイは言うのです。
リスクだらけじゃないかと驚くノーマンへ、大丈夫大丈夫と軽く答えるエマなのでした。
「絶滅させたくないのは私だし、そのくらい自分で背負って確かめてくるよ」
そう話すエマに「そのくらいって…」と心配そうなノーマン。
けれどもエマは言うのです。
「ノーマンの方がもっと背負ってる。一人で全部、神様みたいに」
「ねぇ、ノーマン。神様になんかならなくていいんだよ」
そう言いながらエマはノーマンを抱きしめるのでした。
それからエマはノーマンに辛くないのか、と聞きます。
「ノーマンも全部話してよ」
「また一人で全部背負って、遠くへ行っちゃうのやだよ…!」
エマはノーマンがハウスを去って行った日のことを思い出していました。
(エマ…)
(レイ…)
(僕は…僕は……)
ノーマンはエマの背に手を伸ばそうとするのですが…
不意にその手を止めて、すっと身体を離します。
「やだなァ。僕はもうどこにも行かないよ」
そう言ってエマに微笑むのでした。
エマの考えはわかったけれど、自分の考えも変わらないとノーマンは言います。
そして計画を止める気もなく、遅らせる気も待つ気もないとノーマン。
「エマがどうしても”絶滅”を止めたくて、そのために行くと言うならば僕が王家・五摂家を殺させる前に戻ってくるんだ」
「エマが戻って来たときに改めて鬼を絶滅させるか考えよう」
「うん!わかった。ありがとう、それで充分だよ」
と笑顔でエマも答えます。
そして、ノーマンは「レイ」と声をかけると、レイも勿論エマと一緒に行くと言います。
「二人共、必ず無事に戻って来てね」
とエマとレイに声をかけながら二人を見送るノーマン。
最後に三人で輪になって手を繋いだり、肩に手をかけたりしている姿がありました。
そしてエマとレイは部屋を去って行くのですが…
一人部屋に残ったノーマンは、じっと手を見つめていました。
その手を握ると複雑な表情を見せるノーマン。
一方、屋敷の中を歩いているエマはレイに言います。
「私、決めた。わかった!もう迷わない」
「殺戮なんてさせない、絶対別の選択(みち)を見つけ出そう」
「もう二度とノーマンを一人で行かせたりしない…!」
そう決意するエマとそれに答えるレイの姿で、次号へつづく!となります。
約束のネバーランド 第128話の感想と考察
意見は異なるにせよ、ノーマンと嫌な決裂をしたわけではなくて安心しました。
前回のノーマンの様子だと、エマの意見を全否定しそうな勢いがありましたがやっぱり優しいノーマンが残っていた…と信じていいのでしょうか。
最後、部屋で一人になったときに手を見つめていたノーマンの表情がなんとも言えませんでした。
あのときエマを抱きしめようとしたのかな?と思いましたが、そうしなかったのは…
エマとレイが不在の間にノーマンがどうなるかむしろ怖いのですが!
…気のせいだと思っておきましょう。
なお、○○はいつもの読めない鬼の字のやつです。
また”七つの壁”ですが『越える』ではなく『超える』とあったので(誤植でなければ)壁という名前ですが壁ではなく何かワープでもできるホールのようなかもしれないですね。
次号も楽しみです!!