2019年3月29日に発売の「虐殺ハッピーエンド 」最新巻5巻のあらすじと感想をネタバレありで紹介します!
目次
虐殺ハッピーエンド 第4巻のおさらい
片桐さんが暴走したり、鈴原さんが詩織を人質に取ったりと予想外の展開だった4巻。
ついに、九十九警部が真琴のタイムリープの真相に辿り付きます。
また、父親の話から詩織は父側の連れ子で、真琴とは血がつながってないことを知ります。
父親が詩織の病気を前々から知っていたにもかかわらず、病院に行かせようとせず更に多額の生命保険をかけていたことも…
そして真琴は父親を殺して、次の日へと進ませるのでした。
家族がこのようにめちゃくちゃになったのは、母親の身勝手な失踪のせいだと判断した真琴。
以前、母から届いた手紙を頼りに斗夜見町というところへ移動します。
そこで相沢加奈という女の子と知りあい、いろいろあった後、彼女の家に住まわせてもらうことに…
そして入院しているという加奈の母親を見て、それが自分の母親だと気づく真琴!
自分と加奈の母である相沢夏生は、加奈だけを施設に捨てたあと、真琴だけ連れて再婚していました。
ですが、またこの町に戻ってきて再び妹の相沢加奈を引き取り、一緒に暮らしていたのです。
そして真琴は加奈に実の兄であることを打ち明けようとします。
ですが、スタンガンを撃たれて加奈もろとも九十九警部につかまってしまうのでした。
九十九警部に捕らわれた真琴と加奈はどうなるでしょうか!?
虐殺ハッピーエンド 第5巻のネタバレとあらすじ
倉庫に監禁された真琴と加奈!7月25日を繰り返す!?
真琴と加奈は、九十九警部に倉庫のようなところへ閉じ込められてしまいました。
しかも手足を拘束されて、動きも制限されています。
九十九警部は飴を舐めながら、タイムリープしているかの検証をすると言います。
明日になったら開けてやると言うのですが、殺人のできない真琴は延々と今日が繰り返されるはずだと九十九警部は予測していました。
そんなことを繰り返していたら妹の詩織の命が危ないと、真琴は倉庫の扉を開けようと体当たりをします。
ですが、頑丈に閉じられた扉はびくともしません。
それでも諦めずに、何度も倉庫の壁への体当たりを繰り返す真琴。
真琴の肩から血が流れ始めました。
「今、何日目だ?」
と日付が変わる度に九十九警部が真琴に聞きます。
倉庫を自力で脱出することも出来ず、中にいる真琴は同じ日を繰り返していました。
血は流れつづけ、水分も食事もとれない真琴は次第に体力を失っていきます。
タイムリープに巻き込まれた加奈!そして九十九警部は!?
一方、真琴とともに倉庫に閉じ込められた加奈。
彼女は監禁という異常な状態ではありながら、次の日には倉庫を開けてもらえると思っています。
肩が血だらけで、日付が変わると突然場所が移動したりする真琴に驚く加奈でしたが、監禁されているという状況のせいもありタイムリープには気づきません。
しかし、それは真琴が何日目かの日をまたぐときのことでした。
ぐったりと横たわる真琴に身体を接していた加奈も一緒にタイムリープしてしまったのです!
真琴とともに日付が巻き戻る瞬間、一瞬目の前がグラっとしたことに驚く加奈。
ですが時間も景色も変化のない倉庫内では自分の時間が巻き戻ったことに気づくことはありませんでした。
ですが、九十九警部のいつもの質問に「昨日」と答えてしまった加奈。
九十九警部がタイムリ―プが真実だったと確信し始めます。
そして、自分の仮説…『真琴が殺人をすれば、日にちが進む』を実証するために、倉庫の隙間からガラスの破片を差し入れたのでした。
それは、つまり…
実の妹か義理の妹か!?究極の選択を迫られる真琴!!
倉庫の隙間から差し入れられた鋭いガラスの破片に、真琴も気づきます。
このままでは自分も詩織も死んでしまう…そのガラスの破片で殺すしかないと考える真琴でしたが、相手は実の妹の加奈。
詩織を助けるために同じ妹の加奈を殺すのか…と辛い決断を迫られるのでした。
ですが母親の言葉を加奈から聞いて激高した真琴は、加奈に体当たりして気絶させます。
そして彼女の首筋にガラスの破片を当てると、首から血を流し始める加奈。
ですが、今までのことを思い出して、結局殺すことをやめる真琴なのでした。
(神様…どうかお願いします…)
(僕が死にます…どうかそれで…)
と死を決意する真琴。
ですが…!0時を過ぎても加奈の首からは血が流れたままになっています。
日付が変われば、一度はタイムリープしたものの加奈は元に戻るはずでした。
傷を受ける前の状態に戻らない加奈を見て、真琴は考えを巡らせます。
以前、片桐さんを巻き込んだときも0時を過ぎるときに身体を接していました。
そのときは二度とも0時を越えるときに身体を接していたのでわからなかったのですが、一度でも真琴に身体を触れさせて0時を越えた者は、真琴と同じく日付の変わらない日々を過ごし続けると気づいたのです!
流血しつづけたまま自分とタイムリ―プを続けていれば、どちらにせよ加奈も死んでしまう…
それならばいっそ…!とも考え始める真琴でしたが…!?
逃げた真琴は母親いる病院へ
結局、真琴はある人物に助けれらます。
そして次に向かった先は、加奈と自分の母親のいる病院。
そこで自分を捨てた母親と対峙して、しばし話をする母と子の真琴。
真琴は自分の母親を殺して次の日に進もうとしていました。
そして意識の戻った母は……!?
虐殺ハッピーエンド 第5巻の感想と考察
今回も、次がどうなるかわからない緊張する場面が続きましたね!
内容盛りだくさんで前半だけでこれくらいの盛り上がり…読んだあとはドッと疲れる部分もありますが、期待を裏切らない面白さでした!!
(後半はまた違う意味で緊迫した状況が続きます)
しかし…九十九警部がいっちゃってましたねぇ。
刑事としては優秀だと思いますが、仮説を実証するためにガラスの破片を差し入れたり見ていてこわかったです!
(棒つき飴に練り辛子を大量に塗って舐めている時点で、ヤバい人だとは思いますが!)
そしてヤバいといえばこの人!!
メンヘラちっくな片桐さんですが、5巻でちょっとだけ出てきます。
その出方がもう…なんというかホラーです!!
片桐さんファンの方でなくてもきっと悲鳴を上げることでしょう。
(是非、実際にコミックでご覧ください)
真琴は一度、倉庫の中で自分が死のうとしますが加奈をタイムリープに巻き込んでしまって自殺することもできませんでした。
片桐さんも復活しますし、6巻はもっと恐ろしいホラー展開になりそうな予感がします…
6巻も楽しみですね!