鬼滅の刃 富岡義勇【外伝】前編ネタバレと感想『かつての義勇の仕事状況』

2019年4月1日発売週刊少年ジャンプ2019年18号に掲載された『鬼滅の刃 富岡義勇【外伝】前編』のあらすじと感想をネタバレありで紹介します!

 

今回の作品は、鬼滅の刃で初のスピンオフとなる物語です。

あの「BOZEBEATS」の平野稜二先生が描いてくださるので、美麗な富岡たちを見ることができます。

作中には在りし日のしのぶも出てくるので、懐かしさになんだか泣きそうになりました。

炭治郎の活躍前、彼らがどのように任務をこなしていたのか、楽しみですね!

 

鬼滅の刃 富岡義勇【外伝】前編のネタバレとあらすじ

「助けてくれだと? 分かってる筈だ 命乞いなど無意味と」

「俺も お前も」

刀を手にした剣士を見上げ、女性を抱いた男が顔を青ざめさせます。

 

「ち… 誓う… もうしないから…」

男が手を放した女性は、ドサリと地面に倒れ伏しました。

首元から大量の出血をしていて、もう命は無いようです。

「人を喰ったりなんかしな」

 

姿を鬼に変えた男の頚を、義勇は一閃で斬りとばしました。

刀を収める義勇の元に、鉄鴉が声を上げながら飛んできます。

「伝令!! 伝令ィ!!」

 

次なる指令は北の雪山。

猟師の命を狙う鬼が、そこに居るようです。

 

薬屋にて、しのぶが女将から人食い熊の話を聞いていました。

休暇に薬の買い付けに向かって来ていたようです。

店の外から怒鳴り声が響いてきて、しのぶは顔を上げました。

「お前 また一人で山に入ったな!!」

 

銃を持った少女が猟師仲間らしき人物に怒られています。

どういう状況かしのぶが女将に聞くと、目の前で父親と仲間を殺された娘が仇を探しているようでした。

その少女、八重の後ろにいた男が肩に手を置きます。

「お前が八重だな」

 

不審げに見上げる八重に、男が言葉を続けます。

「”鬼殺隊”富岡義勇だ “鬼”に襲われた時の詳細 教えてもらうぞ」

帯剣していること、近辺で見られない姿から、義勇は周囲の猟師に不審者認定されてしまいます。

誤解を解こうにも口下手な義勇は状況を悪化させることしかできません。

 

ついに縄で捕縛されてしまった義勇に、笑いながらしのぶが声を掛けました。

「良ければ私から説明しましょうか」

「…問題ない 自分でどうにかする」

「いや… どうにもなりませんよ それ」

 

そんな会話の合間に、山にこもっていた八重が倒れてしまいました。

縄を引きちぎった義勇も、しのぶとともに八重の介抱を手伝います。

「いいのか?」

「乗りかかった船ですし 助太刀しますよ」

 

目を覚ました八重は、しのぶに介抱されていることに驚いて思わず銃を手に取ります。

「ふふふ 良かった 大丈夫そうですね」

その横で、義勇は猟犬を撫でようとした手に噛みつかれ、かなりショックを受けていました。

 

落ち着いた八重に向かって、しのぶは鬼についての話をします。

「鬼とは人の血肉を喰らう化物 知性があり巧妙に姿を隠してます」

「鬼殺隊… 鬼は… 皆殺し?」

否、としのぶは答えます。

 

「今迄一度も人を喰わず 餓死を選ぶ鬼がいれば私は看取ります 慈愛の心で最期まで」

しのぶの薄暗い笑みを見て、八重は何かを思い悩む様子を見せます。

「八重さんさえ良ければ熊狩り お手伝いしますよ?」

「…あたしはマタギだ 仇は自分で討つ」

 

夜だというのにそのまま山に行こうとする八重を、義勇が止めます。

食い下がる八重に、義勇は最後に声を掛けました。

「…… 少なくとも 元に戻った人間を俺は見たことがない」

 

八重の出て行った薬屋で、鬼殺隊の隊服に着替えたしのぶが義勇に声を掛けます。

「このままじゃ 救われませんよ 彼女」

 

雪山の中、父との会話を思い出しながら八重は歩きます。

前方で突然吠えだした猟犬を心配して駆け寄ると、そこに残されていたのは首だけの姿でした。

見下ろした先、額から角を生やした姿を見て、八重は心を決めます。

(本当に… 鬼になっちゃったんだね おっ父…)

 

銃を構え、その額を一撃で打ち抜きます。

致命傷にも関わらず、そのまま八重に向かって駆けてくるかつての父に、思いを馳せます。

(何で鬼になった?)

(何で皆喰っちまったんだ)

 

鬼になった父に押し倒され、その口を猟銃で防ぎながら八重は涙を零します。

「どうしてあの時… あたしも喰ってくれなかったんだ…!」

父が、動きを止めます。

「……エ ……ヤ エ……」

 

刀が空を斬る音がして、次の瞬間には父の左手が切り落とされていました。

悲鳴を上げる父が、人間のものとは思えない動きで後ずさります。

八重の前に、刀を手にした義勇が背中を向けて立ちはだかります。

 

「あら まあ 奇遇ですねぇ」

八重を守るように、しのぶが後ろから声を掛けました。

 

鬼滅の刃 富岡義勇【外伝】前編の感想と考察

素敵な作品でした……!

書き切れませんでしたが、炭焼きの家族が惨殺されたとの情報もありましたね。

おそらく、炭治郎が鱗滝さんの元で修行している合間の物語ではないかと思われます。

柱もこうして、通常時は鬼狩りに精を出しているのですね。

 

「BOZEBEATS」も非常に好きな作品でした。

週刊連載とは思えないあの美麗なイラストが、まさか鬼滅の刃のスピンオフとして見られるとは……!

義勇の口下手っぷりも、しのぶのズレた感じも丁寧に描かれていて、嬉しい作品です。

鬼と出会って幸せな人間はそうそう居ないというのが、ありありと分かりますね。

 

前後編で終わってしまうのが本当に勿体ないです!

次回の後編も、丁寧に読み解いていきたいですね。