1月4日発売 ビッグコミックオリジナル2号に連載中
「フルーツ宅配便」72話のあらすじと感想をネタバレありで紹介します!
「フルーツ宅配便」は、いよいよ今月11日にテレビ東京系にてTVドラマが放送開始となります。
フルーツ宅配便 第72話ネタバレとあらすじ
あるアパートにて。若い女性が同居の男をバイトの時間だからと起こしますが、男は体調が悪いなどと言って布団の中で渋っています。
女性も夜勤なので…と男性を仕事に送り出します。
定食屋に出勤した男。皿を洗っていると、同僚から仕事が遅いと怒鳴られました。
返事をしないでいると、それでまた怒鳴られました。
「仕事をやめてきた」と言ってアパートに戻ってきた男に、女は呆れてアパートを出ていってしまいます。
貯金はなし…財布には3万円のみ。これもアパート代には足りない。
というわけでパチンコに行きますが当然のようにスッてしまい、残りは半分の1万5千円になってしまいます。
次に行ったのは100円ショップ。
包丁とマスクなどを購入し、向かった先はコンビニ。
そこで強盗を働こうとしますが、店員の顔が怖すぎるからと何もしないで出てきてしまいます。
その次に考えたのはひったくり。
中年女性のバッグを狙って飛び出しかけますが、ちょうどたまたま男性が通りかかったのでやっぱりやめようと、振り向きざまに電柱に顔をぶつけて鼻血を出す始末。
そこでついに、ひ弱な自分でも女と1対1なら勝てるだろうと、フルーツ宅配便に電話をします。
ホテルで待っていると、現れたのは「ブッシュカン」。
「うちのお店初めてですかー?」などなどブッシュカンが話しかけているのに、オドオドと「うん」「うん」とだけしか答えない男…
そこへ包丁をスッと取り出した!
怪訝そうに「どうしましたー?」というブッシュカンに金を出せと、これまたオドオドとせまる男。
強盗だ、とオドオド答える男に対して、
「キャー!!!」
「イヤー!!」
「オンギャー!!」
と悲鳴を上げまくるブッシュカン。
お願いだから声出さないで、と強盗らしからぬ男ですが、こうした犯罪防止にはじめからデリ嬢はお金を持ってこないのです。
一応財布を確認するも、その間に包丁をブッシュカンにとられてしまいます。
逆に財布の中を見せられ、なけなしの1万5千円は全財産だからと泣きつきます。
なんでそんなに金が無いのかと聞かれ、身の上話を始める男。
幼い頃から家族に恵まれなかったと話す男…
それに対して、わたしはご普通の家庭だったとブッシュカン。さらに、水泳大会で入賞したとの自慢話。
続けて、高校にも行かせてもらえず中学を出て働き出したという男に、ブッシュカンは中学でバレー部に入ったときの楽しかった思い出話で答えます。
自分の不遇な身の上話をする男と、ごく普通の平和な身の上話をするブッシュカン。
男の話はまるで素通りして噛み合わないブッシュカンに、ついに通じないとあきらめた男でしたが、ちょうど時間となりました。
なけなしの1万5千円も、何も払わなければ事務所の人に怒られるわよ、とブッシュカンは持っていきます。
真面目に働きなさいよ、と言い残して…。
無一文になった男。明日からどうしようと屋上からたたずんでいると、ブッシュカンから電話。
料金が足りないためオーナーが警察に言うとのこと。
でも3日以内に払えば言わない…とのことでした…。
そこでようやく明日から働く気になった男でした。
フルーツ宅配便 第72話の感想と考察
働かない男の典型さんがでてきましたねー。
もともとだらしないのは同情の余地無しとして、あまりにやることなすこと情けなくて失敗続きなので、かわいそうにすらなってしまいました(金はやらないけど)。
強盗するにしてもデリ嬢がはじめから防犯のためお金を持ってこないってことには気づかなかったんですねぇ…。
不幸な身の上の人に、自分はもっと不幸だったんだと返して激励する展開はよくありますが、スルーして自分の平凡で幸せな話ずくめで返してあしらうブッシュカン。
不幸な境遇も、理由や同情のもとにはなるかもしれないけど、それを言い訳に悪いこと誌ちゃダメってことですよね。
ブッシュカンの本当の話かどうかはわかりませんが、とっさにそこまでこまかい生い立ちを作れたらそれもすごいですよねー。
さてこの「フルーツ宅配便」のTVドラマですが、先述の通り1月11日スタート、毎週金曜深夜0時12分からです!(テレビ大阪のみ翌週月曜0時12分放送)
デリヘルという際どい設定が映像化でどう表されるんでしょう…。
主演は濱田岳さんです。実は1月1日に放送した新春ドラマスペシャル「釣りバカ日誌 新入社員浜崎伝助」でハマちゃん役を演じたんですね~。
マイペースで明るいハマちゃんのキャラクターを見事演じておられました!
「フルーツ宅配便」でどんなサキタ像が演じられるのか楽しみですね!