1月19日発売 ビッグコミックオリジナル3号に連載中の「フルーツ宅配便」
最新話のあらすじと感想をネタバレありで紹介します!
「フルーツ宅配便」は、1月11日にテレビ東京系にてTVドラマが放送開始となりました。
みなさん、ご覧になりましたか?
フルーツ宅配便 前回第72話のネタバレとあらすじ
フルーツ宅配便 前回第72話のネタバレとあらすじはコチラ!!
フルーツ宅配便 第73話ネタバレとあらすじ
家事代行サービスのスタッフの女性が2人、仕事帰りの車の中で話しています。
助手席に座った女性が、パートの合間にデリヘルをやっているので家事代行のパートを辞めるつもりだと打ち明けます。
運転していた女性はびっくりです。
この2人はともにシングルマザーなのですが、運転席の女性の娘は来年高校受験。
反抗期なのか全然喋ってくれず、働きがいがないとこぼします。
帰宅し、おやつを買って帰ってきても娘はつれない返事…。
なんとも言えない空虚さ。
その隙間を埋めるように、フルーツ宅配便に登録しました。
源氏名は「カニステル」です。
サキタに指名客を取ると良いとアドバイスされるカニステル。
初めての客は、風俗も初めての小山という男。
なかなかいい人そうで、良かったと褒められてしまいました。
おかげで、小山からは次からロングの指名が入りました。
小山はどうやらカニステルより年下のようです。
一人暮らしで食事が弁当ばかりという小山に、カニステルは手作りの肉じゃがを差し入れます。
喜ぶ小山、今度は超ロングを指名したいと言います。
ところがある日、カニステルは風邪を引いてしまいます。
人手もないため、無理して家事代行のパートに出ますがこじらせてしまいました。
サキタから、超ロングコースの小山からの指名が入ったと連絡がありますが、小山に風邪を移しては申し訳ないからと断ります。
そこで代わりにキウイを手配するサキタ。
キウイと小山も雰囲気良さそうで、代行はうまくいったようです。
その後のある日、カニステルはフルーツ宅配便の事務所を訪れました。
そこで、キウイが代行で入ってから小山のカニステルの指名はなくなり、キウイをずっと指名していることがわかります。
キウイに接客のコツを聞きたいからとサキタに連絡を頼むカニステル。
ところがカニステルは実際キウイと会うと、小山の指名を自分に返してほしいと言い出します。
娘との生活がかかっているからと、床に土下座してまで頼み込むカニステルの勝手さにキウイは呆れて鬱陶しくなり、小山の指名は返すが二度と自分に近寄るなと言い放ちます。
その夜。
カニステルは小山の家で待ち伏せまでしていました。
ぎょっとする小山に、カニステルは、小山と出会ってデリヘルを続けていける気がしたと。
小山からの指名が支えになっているのでまた指名してほしいと話します。
わかったと同意する小山でしたが、次に家に来たら警察を呼ぶと言います。
カニステルの方は、二度と自宅には来ないので次はホテルで会おう、と浮かれます。
後日、ミスジとサキタはカニステルに、小山からクレームがあったと言い渡します。
そして、解雇宣告。
ミスジは、冷静になりましょう、と穏やかに諭します。
これ以上おかしくなる前に風俗を卒業しろ、金がなくても幸せな家庭はいくらでもある、と…。
カニステルの自宅にて。
頭を冷やしたカニステルでしたが、さすがに沈んでいました。
そこへ娘が心配して声をかけてきましたが、カニステルは娘に、貧乏でごめん…と謝ります…。
ですが娘は、ため息をつくカニステルにそっと温かいココアを差し入れてくれたのでした。
フルーツ宅配便 第73話の感想と考察
カニステルの娘が最後に差し入れてくれたココアに、こちらも心が暖かくなりました。
反抗期だからとつっけんどんでも、ちゃんと気にしてくれるなんていいお嬢さんですよね。
ミスジの、お金がなくても幸せな家庭はいくらでもある…の言葉には説得力がありました。
それにどんな仕事にもあるにしろ、特に水商売や風俗は向き不向きが分かれますよね。
ミスジが言った「風俗は卒業」「元の道に戻る」という言葉にそれがしっかり現れていたと思います。
ところでこのマンガのサブタイトルは毎回フルーツの名前ですが、今回は「カニステル」。
「カニ」…。
どうしても、茹でると美味しいあの甲殻類しか思い浮かびませんでした。
ほんとにそんな果物あるのかな、と思ってググったら、ありましたよ。
写真を見ると、外見も中身もビワのゴツいやつみたいです。ふーん。
さてこの「フルーツ宅配便」のTVドラマですが、先述の通り1月11日にスタートしました。(毎週金曜深夜0時12分から。テレビ大阪のみ翌週月曜0時12分放送)
サキタがこの仕事をするようになったいきさつも原作に忠実でした。
事務所など場面の雰囲気も、実写ならではでわかりやすかったですね。
原作をちょっとアレンジしたところも出てくると思うので、次もまた楽しみです。