2019年1月24日発売 週刊少年チャンピオン8号に掲載中の「弱虫ペダル」
最新話のあらすじと感想をネタバレありで紹介します!
タイトルは「一年前の夏」
前回は委員長と坂道のお母さんとのまさかの再会がありましたね。
さて、今週はどんなお話しなのでしょうか!?
弱虫ペダル 第527話のネタバレとあらすじ
委員長は一年前の夏のことを思い出していました。
同級生が出るというのでレースを観に行った委員長でしたが、間近で走る真波の姿のすごさに感銘し声援を送ります。
「勝って、さんがく!!」
しかし勝ったのは真波(さんがく)のチームではありませんでした。
なにか慰めの言葉でもかけた方がよいだろうか、それともしない方がいいのか…迷う委員長。
結局、レースから3日後に委員長が決めた作戦は、いつも練習で通る道で真波を待つことでした。
しかし、その日も次の日もまたその次の日も…真波には一向にやって来ません。
そしてある雨の日のこと。
ようやく自転車を走らせる真波に会う事ができました。
(あ…顔…やつれてる…)
と、真波の様子にドキッとする委員長。
「ちょっ」「ちょっ」「ちょっと話す!?」
心配しながら懸命に真波へ声をかけます。
屋根のあるベンチで座って話し出す二人。
真波はやっと少しだけ乗る気になった、と言います。
あんなに好きだった自転車を久々に乗るという真波を気遣い、話題を変えようと考える委員長。
「そうだ!!夏休みのプリントちゃんとやってる!?」
そう言ってみましたが、真波は別のことを話します。
「インターハイ来てたね委員長」
「観客バリアの向こうに見つけたよ。声も聞こえた。ありがとう」
選手に声まで聞こえるなんて意外だと話す委員長に、真波は答えます。
「…うん、きこえるよ…」
「皆の声や部の先輩たちの応援の声や」
「『いけぇ』とか『頑張れ』とか『真波』とかきこえた―――」
「けど応えられなかった」
そう話す真波の言葉にハッとする委員長。
「…げ、元気出しなさいよ!!」
宿題もプリントも忘れてばかりのさんがくなのだから、つらいことなんかパパッと忘れて、と真波を元気づけようとする委員長でしたが…
「ありがとう委員長、でも出ないよ…元気」
レースのあとたくさん、それも何度も泣きもしたけれど、何も変わらないと話す真波。
東堂という先輩からは、向き合えるようになるまで耐えるしかない、それには時間がかかると言われたことも話します。
淋しそうに笑う真波に何も言えない委員長は、どうしたら真波が元気になってくれるか考えます。
そして、真波が昔ゲームをやっていたことを思い出し、最新のゲームソフトをプレゼントすることにしました。
「へ――珍しいね。委員長がオレに?」
「ありがとう」
笑顔でお礼を言う真波に、かぁーっと頬を染めつつ少し元気になってるかも?とホッとする委員長。
しかし、真波は自分を追い込み、練習のし過ぎで時々倒れてしまうほどでした。
心配する仲間にも、大丈夫です、と答えムチャな練習を続ける真波。
そんな真波を心配する委員長が見ていました。
委員長に東堂が声をかけます。
「ヤツは今、長いトンネルの中にいる。残念ながら戻らんよ、しばらくは」
「ひとつの真実に自ら気づくまではな」
と、東堂の気になる言葉で、次号につづく!となります。
弱虫ペダル 第527話の感想と考察
さんがくを元気づけようとアレコレ考える委員長がかわいかったですね!
道で待ってるときも「ぐ…ぐうぜん!!ホントに偶然!!」などと言って、待ってたとは思われないようにしたりとか。
自宅まで行くのはちょっとな…とか3日も作戦を考えていたのかと思うとカワイイです。
でも本当に落ち込んだ人を慰めるって難しいんですよね。
慰めたい、励ましたい気持ちはあるけれど、かえって傷つける可能性もありますから。
最後の東堂の言葉も気になりますね!
次号も楽しみです!!