2019年1月31日発売 週刊少年チャンピオン9号に掲載中の「BEASTARS(ビースターズ)」
最新話のあらすじと感想をネタバレありで紹介します!
タイトルは「友よ、舌根からひれ伏してもよいか」です。
先週はお休みで、前回のお話は骨肉麻薬の売人とやりあう直前で終わっていました。
警官からもマークされているレゴシ!さあ、どうなるのでしょうか!?
ビースターズ 前回第113話のネタバレとあらすじ
ビースターズ 前回第113話のネタバレとあらすじはコチラ!!
ビースターズ 第114話のネタバレとあらすじ
骨肉麻薬の売人と対峙するレゴシ!
相手は包丁で切りかかってきます。
ピッと頬のあたりを包丁で切られて血を流すレゴシでしたが…
流された血を見ると、ドクッと鼓動が鳴りレゴシの表情が険しいものに変わっていきます。
(草食獣のために…)
「”素直に生きる”……か」
ペロリと切りつけられた頬の傷を舐めとりながら不気味に笑うレゴシを見て、売人たちは驚きつつも再び襲い掛かってきました!
レゴシはリズとの決闘を思い出しながら、売人の鼻っつらに拳を叩き込みます。
それは見事に顔面に当たり、相手(おそらく黒ヒョウ?)はグッとうめき声をあげました。
ネコ科の鼻の柔らかさに驚くレゴシ。
「あんたたちが売ってる骨肉麻薬の素材にされた草食獣の人生を…考えたことがあるか」
すごむレゴシの言葉とその力の強さにおののいた売人のメスは懇願します。
「や、やめて。私たちの負けよ、解散よ!」
売人のボスらしき黒ヒョウもやめてくれ…と言うのですが、レゴシは相手を殴ったあと高く持ち上げて許しません。
「も…もう草食獣を使った麻薬は売らない!!麻薬は…!!」
と売人はギブアップするのですが、レゴシは更に殴りかかろうとします。
”草食獣のために”という大義名分にのった途端こんなに喜んでいると、レゴシは軽く尻尾を振っている(イヌ科の喜びの表現)自分を思いました。
リミッターがみつからない…とも感じるレゴシ。
そのときでした。
「見つけたぞ」
「オオカミの少年と麻薬売人発見!!」
「保護しろ。警察だ!!手をあげろ!」
前回、マンションに来ていた警官二匹がそこへやって来ます。
意識を失い夢うつつの中でレゴシは去年の学園生活を思い出していました。
自分を前向きに、野蛮に一匹のオスに変えたハルとの出会いのこと…
そしてそもそも何故自分がこれほどハルに固執するのかと考えるレゴシ。
やがて、警察署の中の医務室で目を覚まします。
麻薬組織を捕まえたレゴシに対して、態度の柔らかくなった警官たちが目の前にいました。
そしてこの一件がニュースで軽く報道されたからなのか、レゴシの友人が様子を見に来てくれたと言います。
ガチャっと扉が開くと、医務室に現れたのはなんとルイ!
手土産を持ちながら「やっぱりお前だったか…」と溜息交じりに言います。
ルイによればネットニュースでは『17歳のハイイロオオカミ』と書いてあったそうでルイにはレゴシしかいないと思ったとのこと。
驚き過ぎて固まるレゴシに、ルイはまずは落ち着けと水を渡します。
それをゴッゴッゴッと音を立てながら勢いよく流し込むレゴシ。
落ち着いたところで手土産を袋から取り出しながらブラックジョークをかますルイ。
「3つの中からどれ食いたい?」
1.果物ゼリー2.俺3.カステラ、と並べられたものを見て水を噴き出すレゴシなのでした。
咳き込むレゴシに、ルイは何でもない風に声をかけます。
「やっと喋ったな…ここに来るまでに考えた渾身のジョークだよ、感謝しろ」
ルイの右足が義足になっていると気づくレゴシでしたが、足の話はここまで、とそれ以上は触れないように制するルイ。
ゼリーとカステラどちらを食べるのか、と聞いてレゴシがカステラを選ぶとそれを取り出して話題はルイの進学の話へ。
来月からルイは大学生になると言います。
そうして手を拭きながら目の前に座っているルイの姿を見て、改めてレゴシは思うのです。
(どうして草食獣という種族は、こんなに綺麗な生き物なんだろう…)
そして草食獣と共に生きられるなら、草食獣を守るためなら自分は本当に何でも捧げられると強く思うレゴシ。
それに気づいたレゴシはルイに言います。
「俺に正義なんてなかったんだ」
「俺はただ…草食獣という存在がたまらなく好きなだけの、変態のオオカミなんだ」
ベッドの上で顔を膝に埋めたままうなだれるレゴシでしたが、ルイはあっさりと言います。
「レゴシ…いや、気付くの遅すぎだろ、バカ犬!」
今更なにいってんだ?という表情でルイは続けます。
「お前が変態なのは皆知ってるよ」
ハルに惚れてるのも初めてメスとして接した草食だからというきっかけだろうし、そんな性癖含めて全部お前だろうとルイは言うのです。
ルイはレゴシの肩に手を置いて続けます。
「変態だろうが何だろうが…救えるものがあるなら、それは正義でいいと思う」
「分かったら返事しろ、変態」
そんな言い方をしながら、ルイはふざけた調子でレゴシの口に手をやります。
「強くあれ!!「ハイ」は?」
微笑むルイの顔を真直に見ながらレゴシは思います。
(守りたいものはやっぱり、草食獣と…)
(あなたたちの笑顔です)
そのレゴシの決意と微笑みを浮かべるルイの表情で、次回へつづく!となります。
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ビースターズ 第114話の感想と考察
ルイの持ってきたカステラのメーカーが『文獣堂』になっていて笑ってしまいました!
果物ゼリーというお見舞いに最適な土産物も欠かさないそつのない男、さすがルイ!
レゴシが草食獣は綺麗な生き物…と感じるシーンがあるのですが、そこの場面のルイはただ指を拭いているだけなのになぜか色気と儚さがあります。
(指の表現に定評のある板垣先生、さすが!と思いました)
レゴシに頷く人も多いのではないでしょうか!?
予想したヤフヤの登場はなかったのですが、思いかけずルイが登場して嬉しかった今回。
次号もとっても楽しみです!!