2019年1月31日発売 週刊少年チャンピオン9号に掲載中の「弱虫ペダル」
最新話のあらすじと感想をネタバレありで紹介します!
タイトルは「委員長が聞いたもの」です。
前回は一年前の夏、インターハイで負けた真波と心配する委員長の話でした!
身体を酷使する真波でしたが、東堂のいう真実に辿りつけるのでしょうか!?
弱虫ペダル 前回第527話のネタバレとあらすじ
弱虫ペダル 前回第527話のネタバレとあらすじはコチラ!!
弱虫ペダル 第528話のネタバレとあらすじ
負けた真波は精神的に追いつめられていました。
(勝たなきゃダメだ、勝たなきゃ…)
(ここから全レース勝たなきゃダメだ。部内のレースも公式戦も、もっともっと)
(最強に強くなって!!)
うつろな目で激しい練習を続けている真波。
一方、東堂と話す委員長。
東堂のいう『ひとつの真実』が気になっていました。
それに気づくまで真波が元に戻らないというのなら、その真実を真波にすぐ教えてあげてください!と委員長は東堂に頼みます。
ですが、東堂はそれは何度も真波に言っているというのです。
「だが”聞く”のと”理解する”のでは違う」
「聞いたものが身体の中をくぐり、腑に落ちるのは日数がかかる」
そんな話を東堂と委員長がしている間にも、真波は練習中に倒れてしまいます。
委員長は東堂に、自分でも何かできることはないかと聞きます。
すると東堂は、真波の話を聞いてやれ、と言うのです。
それから委員長は真波の話を真剣に聞くことにしました。
東堂のアドバイス通り、真波の無駄話にも頷いて聞き役に回ります。
また、どんなに忙しいときでも変わらずに真波の話を聞く委員長。
やがて――季節は変わり、それはふとしたタイミングのことでした。
「オレさ、見つけちゃったんだ」
真波が委員長を呼び止めて言います。
「ひとつの――そうだなーなんていうのかなー」
「真実にたどりついたんだ」
委員長は以前、東堂から聞いた話を思い出します。
人は失敗をするとすぐにそれを取り返そうと必死になるが、早く早くと結果を急ぐ間はそれを拭えない。
気のすむまでいろいろとやって力も感情も出しつくし、からっぽになって初めてその真実に気づくのだと。
それからの真波は少しずつ変わっていきました。
とても晴れやかな顔をしている真波を見て、嬉しそうな委員長です。
委員長はあの日、真波が口にした言葉を思い出していました。
「シンプルなことさ、結局そういうことなんだよ」
「インターハイの負けは――」
「インターハイでしか払拭できないんだ」
そして――――舞台は現在に戻ります。
「来るぞ先頭!!」
インターハイのゴール近くの沿道に、真波を待つ委員長の姿がありました。
真波は去年のあの言葉を実現させるために、このインターハイというステージに立っていると思う委員長。
(私は何もできない、何も言えない。だから――私は)
(精一杯それを応援する!!そのためにここに来たんだよ!!)
「さんがく!!」
大きな声で声援を送る委員長。
そして…遠く影のように先頭を走ってくる選手が見えてきました。
その姿は――――
真波(さんがく)でした!!
というところで、次回へつづく、となります。
弱虫ペダル 第528話の感想と考察
東堂さんの言葉は、挫折とか負けを経験した人間にはよくわかる深い言葉でしたね。
全ての台詞を載せられなかったのですが、これは心に響きました。
落ち込んでいるときの周囲の言葉は頭ではわかっているけれど、だけど…と思うのもわかります。
もがけばもがくほど深みにはまってしまうというか、どん底から抜け出せなくなってるときもありますよね!
ある日ふっと力が抜けてわかる…そこで、もういいや…となってしまう人もいますが、真波はよく戻ってきましたね!
そして、委員長もよく真波を陰から支えたなぁと思います。
すごく重そうな荷物を持って、早く行きたいのに真波の話を腕をぷるぷるさせながら聞いてあげている姿が可愛かったです!!
ゴールまであとわずか!このまま真波が先頭のままゴールするのか、それとも…
次号も楽しみですね!!